株式会社ヒラノ・スカイ・サポート様

―MIKATAグループのサービスをご導入いただいたきっかけや背景を教えてください。

代表取締役社長 平野 茂雄様（以下、茂雄様）：
もともとは長年、経理を担当していた社員が高齢のため退職を控えていたことがき っかけでした。新しい経理担当を見つけるよりも、アウトソーシング化を検討しておりました。
そこで、長年取引があった阿波銀行の担当の方に相談したところ、MIKATAグループを紹介してもらうことになりました。

―初めて会ったときのMIKATAグループのコンサルタントの印象はいかがでしたか？

茂雄様：
私は、紹介してくれた銀行の担当の方を非常に信頼していまして、はじめはその方の紹介であればということでお話を聞いてみようと思いました。実際、高瀬さん（MIKATAグループの担当コンサルタント）にお会いすると、親身になって話を聞いてくれる「ええ人」で。いっぺんに信頼できるようになりました。
当時、税務に関しては税理士である弟の知人にお願いしていましたが、MIKATAグループはいろいろ相談できるということで、経理だけでなく税務会計を含めてお願いすることにしました。

―実際に、経理業務や税務会計業務をMIKATAグループに依頼してどのような効果を感じましたか？

茂雄様：
試算表など、経営者としていち早く知りたい情報を出すのが非常にはやいことが印象的です。当グループ会社は年に3回、3月・7月・11月に決算がありますが、決算の2カ月前くらいには決算日までの予測を立てていただいています。
それまでは自分の感覚で理解していましたが、数字で明確にわかるようになったため、より安心して経営判断を行えます。「こういう数字になるだろう」という予測をもとに、どういった対策ができるかを高瀬さんに相談し、決算処理なども早期に考えられるようになりました。

常務取締役 平野 淳史様（以下、淳史様）：
現在、当社は株式会社ヒラノ・スカイ・サポートと空港国際物流事務を行う株式会社スカイ・サポート・サービス、そしてホールディングスの株式会社ヒラノホールディングスの三社を運営していますが、三社とも決算時期が異なるため、税務会計業務は複雑でした。
高瀬さんからお話をうかがうようになり、素人では気付けない効果的、効率的なお金の動かし方を教えていただき、非常に勉強になっています。複雑な内容も図を用いながら説明してくれるため、わかりやすいです。先生と生徒のように、税務会計にかかわるさまざまなことを勉強させていたただいています。

取締役 平野 貴之様（以下、貴之様）：
月次報告がタイムリーに出てくるようになったことが助かっています。 それまでは報告書が1カ月～2カ月遅れて出てくるのが当たり前になっており、社長の経験と勘で数字を見ていることが多かったように思います。それが実際の数字をタイムリーに確認できるようになったことで、予測と比較しつつ、より踏み込んだ対策を練られるようになりました。
それまでは社長も一人で考え、悩むことが多かったと思います。そのため信頼できる相談相手を見つけられ、経営判断がしやすくなったことも良かった点ではないでしょうか。
経理のやり方も、長年自社でやっているがゆえに独自のやり方で複雑になってしまっている部分がありました。現在、経理業務のサポートはMIKATAグループの石原さんにお願いしていますが、やはりプロの方に聞くと情報が整理されており、頭に入りやすいです。業務を通じて、私も勉強させていただいています。

―ヒラノ・スカイ・サポート様では事業承継へ向けてホールディングス化などの準備を進められていますが、ご家族に事業を受け継ぎたいと考えた背景をお教えください。

茂雄様：
当社は「社員の幸福のために利益を追求し、会社を発展させる」ことを理念としています。社員が安心して働くことのできる環境を維持するためにも、会社の成長は欠かせません。事業をスムーズに受け継ぐとともに、将来の成長につながる対策が効果的だと考えました。
それまでは、持株会社化という選択肢があることは知っていても、実際に自社でできるのか、どのような効果があるのかわかりませんでした。それが、MIKATAグループに相談することでホールディングス化を実行できたことは、将来の事業承継と会社の成長を考えるうえで、とても重要であったと思います。

―淳史様、貴之様は、事業を受け継ぐ立場としてどのような展望をお持ちですか？
また、ご兄弟で会社を受け継ぐことについてどのように考えていますか？

淳史様：
航空業界は、昨今のロシア・ウクライナの情勢や感染症対策に伴うロックダウンの影響などで不安定な要素が懸念されています。航空業界の環境問題に対する対応も課題です。一方で、航空輸送のニーズは確実に伸びていくものだと考えていますので、リスクを分散しながら事業を伸ばしていかなければならないと感じています。
当社には私と同じ年齢くらいの幹部も多いのですが、若い人材が役職を得て、成長できる環境をつくるためにも会社を成長させることが必要です。
私と弟は10代以降、海外留学で別の場所で過ごしており、学んできたことや住んできた場所が違います。そういった異なる考え方や得意分野を持っていることが、一緒の仕事をするうえで良い刺激になっているかと思っています。例えば私がしにくいことを弟がやってくれている場合もあります。
家族だからこそ相談できることも、家族だから相談しづらいこともありますが、弟と力をあわせて会社を運営していくことが、良い経営につながるものと確信しています。

貴之様：
社員一人ひとりを大切にするという、会社の基本となる考え方は私もしっかり受け継いでいます。
そのうえで、将来的には関西国際空港だけでなく、ほかの空港にも進出できれば、より会社の成長と安定につながるのではないかと考えています。
経営的な相談ごとは父にも、兄にもしています。
大企業などと違って信頼できる人がすぐそばにいて、相談できるのは家族経営の強みであり、最終的に頼れる人がそばにいるのは、会社経営をするうえでとても心強いことだと思います。

―貴社の今後の展望や目指す姿をお教えください。

茂雄様：
ホールディングス化を実現できたことで、事業を受け継ぐ準備が順調に進んでいることには安心しています。
今後はリスクを分散しながら、メール便や一般貨物の物流事業も伸ばしていきたいと思います。よい会社とご縁があれば、ホールディングス経営の戦略としてM＆Aを行うことも視野に入れています。

―最後に、MIKATAグループのサービスとご提案に対するご感想・評価をお聞かせください。

茂雄様：
税理士は個人で事業を行っている人が多いですが、MIKATAグループは個人の税理士より豊富な知識を持たれており、いろいろな問題解決の手助けができる人材を抱えられております。例えば、リスク対策や財務コントロールのために金融商品を活用する提案をするときには、どこか他社に外注するのではなく、金融商品のプロまで抱えています。
経営者一人では頭のまわらないところ、こうしてほしいというところまでアドバイスしていただけるところが大変助かっています。豊富な引き出しがあることが、もっとも優れている点だと思います。