AtCoder株式会社様
最先端のIT技術者を育成するAtCoder
起業時の登記や資金調達の課題をミカタがサポート
AtCoderは、プログラミングコンテストの企画・運営およびソフトウェアエンジニアの採用支援などのサービスを提供する企業です。AtCoderのWebサイトでは、世界規模のオンラインコンテストがリアルタイムで実施されており、その登録者は全世界で約40万人(2022年6月時点)となっています。
ミカタは、2012年のAtCoder設立から、登記・税務・財務などに関する、さまざまなサポートを提供させていただいています。
本記事では、AtCoder取締役副社長の青木謙尚様、および総務・経理ご担当の岩田なおこ様に、ミカタと関わった経緯とサービスに対する印象について語っていただきました。
AtCoder株式会社
設立 | 2012年6月20日 |
所在地 | 東京都新宿区新宿4-1-23新宿SKYビル7階 |
事業 | プログラミングコンテストサイト「AtCoder」の開発・運営 プログラミングコンテストの企画・運営 ソフトウエアエンジニアの採用支援・能力判定業務 |
従業員数 | 7名 |
WEBサイト | https://atcoder.jp/ |
ご活用いただいている
MIKATAグループのサービス
- 成長支援コンサルティング
(会社設立に伴う法定業務、
融資・増資支援など) - 業務支援コンサルティング
(月次・年次の税務会計報告・BPO)
導入のきっかけ・背景
Webの検索でミカタを発見
選んだ理由は「電話を掛けずに済んだから」
事業の特徴と直近のトピックスについてお教えください
青木様:
私たちは、プログラミングのスペシャリスト養成を目的としたプログラミングコンテストの開催と、それらの結果をもちいた就職転職サービス、企業の採用サポートなどを提供しています。直近のトピックスとしては、トヨタ自動車さんが2022年6月に立ち上げた新組織の主査に弊社代表取締役である高橋が就任したことです。また、9月にはAtCoderのコンテストとして「トヨタ自動車プログラミングコンテスト」を開催しました。
<参考URL>
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/07109/
ミカタを知った経緯についてお教えください
青木様:
AtCoderの創業メンバーは、私と高橋を含めて4人います。ただ当時は全員が大学生だったので、いざ起業しようと思っても登記の方法なんてまったくわかりませんでした。一応、調べてはみたのですが、書類を揃えて法務局に行ってなどの手続きがかなりややこしくて、正直「面倒くさいな」と思っておりちょうど、卒業研究などで忙しかった時期でもあったので、「いっそ専門家にお任せしてしまおう」と考えて、そしてWeb検索で見つけたのがミカタさんでした。
Webの検索結果のなかからミカタを選んだ理由をお教えください。
青木様:
当時、私は大阪の大学に通っていたので、まずは大阪に事務所がある会計士さんを調べました。そして、調べたなかでは、ミカタさんが一番安かったです。それともう1つ、問い合わせのWebフォームがあったのも大きかったです。あの頃は、Webはあっても「問い合わせは電話で」という事務所さんが多かったので。正直な話、私は電話をかけるのが嫌いなので、Webフォームでやり取りができたのはありがたかったですね。
当時のミカタに対する印象をお聞かせください
青木様:
あの当時、私たちの事業は周囲からなかなか理解が得られず、「絶対に成功しない」と言われ続けていました。ですが、当時の担当だった中山さんは、事業の内容を理解してくれて、全力でサポートしてくれました。それが、本当に心強かったです。出会いのきっかけは、少々いい加減な理由でしたが、そこで選んだ相手がミカタさんだったのは本当にラッキーだったと感じています。
東京に移転する際も、新しい会計事務所を探して、また一から事業の内容を説明して理解を得る手間を考えると、そのままミカタさんに継続してお願いした方が効率いいと思ったので、中山さんに東京のご担当者を紹介して頂きました。
業務支援のご感想と効果
株主や増資に関する手続きをミカタがサポート
さらにマネーフォワードの活用で効率化を実現
資金調達に関してもミカタがお手伝いしている面があると伺っていますが、具体的にどのようなものでしょう?
青木様:
2019年4月に、第三者割増増資を実施して電通さんから3億円の資金調達を行いました。この際の手続についても、ミカタさんにご協力をいただいています。また、資金提供を受けているので、財務状況に関する報告を月1回のペースで行っています。その際に提出する決算書類の作成についても、ミカタさんのお力を借りています。
AtCoder様はマネーフォワードのユーザーでもありますが、導入の経緯と使い勝手についてお教えください。
岩田様:
マネーフォワードの導入はミカタさんからの提案がきっかけです。以前は、こちらで作成する書類の書式がバラバラで、それをミカタさんにまとめていただいていたのです。これは、どう考えても効率が悪くて、ミカタさんにも大変なご負担をかけているだろうと心苦しく思っていました。マネーフォワードを導入してからは、書式も統一されてわかりやすくなりました。それと、リアルタイムで数字が反映されるので、打ち合わせや確認の手間がほとんどなくなりました。ここしばらく、特に問題があったという記憶もなく、スムーズな処理が行われています。
将来的には、請求関係や勤怠管理などとも連携していきたいとは考えています。ただ、使い方に慣れる必要があるので、実際に運用していくにはもう少し時間が欲しいと思っています。
将来の展望・メッセージ
スタートアップ企業を手助けする存在として
ミカタの新たなサービス提供に期待
将来の希望や展望があればお教えください
私たちの最大のミッションはプログラマーの数を増やすことです。日本の労働人口は減る一方ですから、一人当たりの生産性を上げていかなくては将来がありません。生産性を上げるためには機械の力を借りなければなりません。そして、機械を動かすにはプログラミングが必要です。私たちも含めて、日本に住む人の生活がよくなるには、若いプログラマーの育成が不可欠です。これからも、プログラマーを育成するための取り組みを、いろいろと展開していきたいと考えています。ただ今は、私自身が新しいことをする余裕がまったくない状況なので、まずは私が抱えている仕事をいくらかでも任せられる人が必要です。ということで、ただいま絶賛、採用活動中です。
ミカタに対する要望やメッセージがあればお願いします
岩田様:
現担当の長谷川さんには、会計に関すること以外でも、いろいろ相談にのっていただいています。提案も的確で、問題解決に導いていただいます。これからも、私たちの成長に付き合っていただけると嬉しいです。
青木様:
私自身は、今後こうして欲しいみたいな要望はまったくないです。それくらい、ミカタさんの協力に満足しています。
あえてお願いするなら、私たちに限らず、スタートアップ企業に対するサービスを充実させていっていただきたいですね。
スタートアップの時は、株主構成や資金調達についての知識も経験もないので、どうすればいいかなんてわかりません。資金調達にしても事業の分野ごとに異なります。私たちも、今となってみれば「こんな株主構成にすればよかった」のような思いもあります。ミカタさんが、その知識や経験を補ってスタートアップ企業をフォローしてくれる存在になってくれれば、日本での起業も活性化するように思います。
ミカタさんは、毎年のように成長しているので、本当にすごいなと感じています。私たちも、同じくらい大きくとまでは言いませんが、今後も継続的にお付き合いいただいて、一緒に成長していければいいなと思っています。
MIKATAグループ担当コンサルタントより
長谷川
私はAtCoder様を担当させていただいて3年目になります。最先端の分野を扱う事業なので、お付き合いを続けていく過程で、私たちもさまざまな知識や経験を得ながら、一緒に成長させていただいていると感じています。
AtCoder様が創立した頃と比べますと、弊社もスタートアップに関する相談が増えてきました。今、日本における起業で求められるものはなんなのかは、私たちも模索中です。その点については、逆にAtCoder様からのアドバイスをいただけると嬉しいです。お互いに協力しながら、次の20年、30年を目指して、継続的にお付き合いいただきたいと願っています。今後とも、よろしくお願いします 。