有限会社ティエスアイ 様・株式会社TTスポーツ 様

広大な土地資産の贈与で大幅な節税を実現
地域密着の老舗テニスクラブが実行した事業承継

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大阪府高槻市の老舗テニスクラブ「テニスガーデン高槻」を運営する有限会社ティエスアイ。昭和63年(1988年)4月8日に創業した同社は、2011年に現会長様から現社長様への事業承継を実施しました。その際、特に大きな課題となったのは、同社が管理する広大な土地の継承でした。
本記事では、前社長(現会長)の田中春次様と現社長の田中秀明様に、同社がおこなった事業継承とそれを支えたミカタのサポートについてお話を伺いました。

有限会社ティエスアイ・株式会社TTスポーツ 様

事業 テニスクラブ・スクール運営、スポーツ用品販売、イベント企画・運営、福祉事業
設立 昭和63年4月8日(有限会社ティエスアイ)
平成25年7月3日1941年(株式会社TTスポーツ)
所属団体 「テニス事業協会」会員、「高槻商工会」会員、「高槻倫理法人会」会員、「TT会(高槻を楽しくする会)」会員

ご活用いただいている
MIKATAグループのサービス

  • 業務支援コンサルティング(月次・年次の税務会計報告)
  • 事業承継コンサルティング(ホールディングス化などの成長戦略・株価対策支援)

導入のきっかけ・背景

「新しい発想を持つ税理士」と
当時の税理士から紹介されたミカタ

ティエスアイ様の事業内容についてお教えください。

田中春次 様:
ティエスアイは昭和63年4月8日に創業しました。もともとは、テニスクラブ「テニスガーデン高槻」の運営や施設の管理が主な事業でしたが、現在では不動産の管理事業などもおこなっています。平成25年7月3日にはテニス事業に特化した株式会社TTスポーツを設立しました。当初はテニススクールの運営がメインでしたが、最近では訪問介護事業などもおこなっています。私たちは、ここ高槻で長年事業を行っています。ですから、今後も地域に根ざし地域に貢献できる事業を展開していきたいと考えています。

ミカタと関わった経緯についてお教えください。

田中春次 様:
もともと、法人の経理業務は地元の個人税理士さんに、私個人の確定申告は知り合いの税理士事務所の方にお願いしていました。ただ、法人の業務を依頼していた税理士さんが関東に引越しをされることになり、新しい税理士さんを探す必要が生じました。また、私の確定申告をお願いしていた税理士さんもご高齢になり、その方から「これからは新しい発想で勢いのある税理士さんにお願いした方がよい」とのアドバイスをいただきました。そして紹介いただいたのが、柴田先生(現ミカタ CEO)でした。

業務支援のご感想と効果

事業承継の大きな壁となった不動産資産の存在
ミカタから提案された「広大地評価」

ミカタが提供しているサポートについてお教えください。

田中秀明 様:
お世話になった頃から、月次報告会をおこない会社の財務諸表の見方や経費・会計処理に関する疑問・質問点を解決していただいています。また、12年前に代表取締役を父から私に交代した際には、事業の再構築と相続対策のためのさまざまなサポートをいただいています。具体的には、不動産鑑定士による土地評価の見直し、広大地評価の適用、個人から法人へ不動産切り替え、不動産購入による資産の圧縮、海外不動産購入による節税対策など、相続財産の棚卸を数年ごとにおこない、現状の税務と照らしあわせながら常に最善の形になるようにアドバイスをいただいています。

事業承継に至った経緯とその際に提供したミカタのサポートについてお教えください

田中秀明 様:
私は、もともとはとある大手企業に勤めていました。当時は、私が事業を継ぐかどうかは、まだはっきりしていませんでした。父は、たとえ私が引き継ぐとなった場合でも、土地の相続でかかる税金を考えるとそのままの形で残すのは厳しいだろうと、なかば諦めていたようです。
ただ、私が事業を継ぐ気持ちになって取締役として会社に入った時に、「もしかしたら何か手があるのではないか?」と思って柴田先生に相談しました。そして、その時にご提案いただいたのが「広大地評価*」の適用でした。
これが適用できれば相続税がかなり節税できるので、そのままの形で事業を引き継ぐことができると考え、当時のご担当者様だった土肥先生と相談しながら手続きを進めました。 事業承継が完了したのは12年前(2011年)でしたが、それからしばらくして広大地評価が廃止になったので、タイミングがもう少し遅かったら難しかったかもしれません。

*広大地評価
広大地とは、その地域における標準的な宅地の地積に比して著しく地積が広大な宅地のこと。相続した土地が「広大地」と認めらえた場合、国税庁が定める計算方法によって土地の評価額が最大で65%下がる。なお、広大地評価は平成29年(2017年)12月31日に廃止され、以降は新たな「地積規模の大きな宅地の評価」が適用される。

将来の展望・メッセージ

ホールディングス化と次の事業継承に向けて
信頼できるミカタからの提案に期待

今後の事業について、展望があればお教えください。

田中秀明 様:
現在はティエスアイとTTスポーツの2社がありますが、それぞれ事業の内容が異なるので、全体をまとめるホールディングス会社の設立を検討しています。これは、以前からやりたいと思っていたので、ミカタさんからのご提案をいただきながら進めていきたいと思っています。

事業以外の面について、今後のお考えがあればお教えください。

田中秀明 様:
私は、今55歳なのですが、実は60歳頃で引退したいと構想しています。ですから、あと5年以内にまた事業承継をおこなうつもりです。
私の祖父は60歳で亡くなりました。そのため、父は30代で急に相続をすることになったのですが、おそらく相当苦労したと思います。それがあってか、父は私たちに対してかなり早い段階から相続について話をしてくれました。おかげで大きなトラブルもなく、スムーズな承継ができたと思っています。そして、私が事業を引き継いだ後、父は仕事についていっさい口を出さず、私に任せてくれています。そんな父の姿を見てきたので、私もスムーズに次の世代へと事業承継したいという想いがあります。もちろん、世の中何が起こるかわからないので、実際は60歳で引退はできないのかもしれませんが、今のうちにできるだけのことは進めておきたいと考えています。

将来の展望に向けて、ミカタに期待することはありますか?

田中秀明 様:
ミカタさんは、お互いに創立初期の頃からのお付き合いなので、一緒に成長している仲間という気持ちがあります。柴田先生が会社を大きくするために試行錯誤する姿を見て、私もいろいろと勉強させていただきました。いろいろな方が集まり、いろいろな部署があり、いろいろな知識がある。そんな税理士事務所さんに相談させていただいているんだという安心感があります。
前担当の土肥先生は、最初にお会いした時は「ずいぶんお若い方がいらしたな」と思ったのですが、親身になって相談に乗っていただきました。現担当の田畠さんも、まじめでレスポンスも早く、非常に助かっています。
ただ、大阪でずっと一緒にやってきた身としては、みなさん東京にいってしまわれて寂しさも感じています。東京にいくと、大きな金額を扱う仕事もたくさんあると思うのですが、できたら私たちのようなオーナー会社の人間も、今までと変わらないサポートをお願います。 先ほどもお伝えしましたが、私としては近いうちに2回目の事業継承を実施したいと思っています。3代に渡る事業継承の相談ができるような税理士事務所さんは、そうは出会えません。ですから、今後も末長くお付き合いいただきたいです。

MIKATAグループ担当コンサルタントより

田畠

私がティエスアイ様の担当になって2年余りが経ちました。それは、ミカタとティエスアイ様との関わりの歴史から見れば、まだまだわずかな期間に過ぎません。よりティエスアイ様の成長と田中様ご家族のご繁栄のために、精一杯精進させていただきます。個人から法人まで、幅広くご提案できるのがミカタの強みです。今後も、スピード感を持って、さまざまなご提案や情報提供していきますので、引き続きよろしくお願いします。

―貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。
MIKATAでは、引き続き有限会社ティエスアイ・株式会社TTスポーツ 様の円滑な事業運営と
会社の成長をサポートしてまいります。

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