株式会社ハートフル 様
ミカタの担当者と共に乗り越えた
コロナ禍による資金調達の壁
株式会社ハートフルは、愛知県名古屋市で訪問介護・看護サービスや医療対応型住宅などの介護事業を営んでいます。ミカタは、2020年10月より、同社と顧問契約を結び、会計面も含めた多様なサービスを提供しています。本記事では、同社代表 深水 侑紀様に、設立直後に訪れたさまざまな困難と、それを支えたミカタのサポートについてお伺いしました。
ご活用いただいている
MIKATAグループのサービス
業務支援コンサルティング(月次・年次の税務会計報告、各種書類作成)
導入のきっかけ・背景
多忙な業務に忙殺され税務処理が疎かに
信頼できる知人より紹介されたミカタ
株式会社ハートフル様の主な事業について簡単にお教えください。
深水 様:
私たちは、愛知県にて訪問型の介護と看護サービスの提供と、医療特化型の老人ホームである「ハートフル松原」の運営をおこなっています。それぞれ、医療的な処置が必要な方々にも対応できる高度な技術力を持つスタッフの所属が特徴です。 介護や看護の世界は、仕事が辛く給与も低いというイメージがあります。また、女性が多い現場なので、子育てなどで働く時間が限られることも少なくありません。私たちはそんな状況を脱却したいと考え、通常の有給休暇とは別に育児のための有給を設けるなど、女性でもフルタイムの正社員として働けるような仕組みを作り、業界標準よりも高い給与体系を実現しています。
ミカタを知った経緯についてお教えください。
深水 様:
ハートフルは、2019年10月に設立しました。それからしばらくは会社を軌道に乗せるために奔走していました。ただ、私は税務や経営に関してはほとんどわからなかったので、なんとかしなければとは思いつつも、目の前の忙しさからついつい後回しにしていたんです。そのため、初回の確定申告は白色申告にせざるをえませんでした。
そして、最初の決算が目前に迫った2020年9月になって、さすがにこのままでは危険だと感じ、信頼できる経営者の方に相談しました。そして紹介されたのがミカタさんでした。
ミカタに顧問契約を依頼するに至った理由をお教えください。
深水 様:
やはり信頼できる方からの紹介というのが一番です。その方は、大きな規模で経営をされていて、以前よりミカタさんと顧問契約を結んでいらっしゃいます。その方が大丈夫とおっしゃるのなら大丈夫だろうと。それに、税務だけではなく経営についても相談ができると伺っていたので、いろいろなアドバイスが欲しかった私としては、願ったり叶ったりだと感じました。
業務支援のご感想と効果
コロナ禍の影響で訪れた資金調達の壁
ミカタのサポートで獲得した大型融資
ミカタが提供したサービスの効果についてお教えください。
深水 様:
税務や会計に関する処理を完全にお任せしているおかげで、私は経営と現場の運営に専念できています。そして、何より嬉しいのが経営の悩みについて相談できる方がいることです。会社を経営していると、どこの誰に相談すればいいのかわからないことがたくさんあります。そんな時は、まずは担当の秋田さんに相談します。そうすれば、必要な情報を教えていただけたり、適切な相談先を紹介してくださったりしてもらえます。それが、とても心強いんです。
税務会計以外で印象に残ったミカタのサポートはありますか?
深水 様:
特に助かったと感じているのが、資金調達のご協力をいただいたことです。
ハートフルは設立直後にコロナ禍が訪れました。コロナ禍の時期はさまざまな補助金や助成金がありましたが、それらのほとんどは前年実績が必要なので、私たちは申請ができませんでした。金融機関に相談しても、あのような状況だったからか、実績のない企業にはなかなか貸してもらえません。事業そのものは順調で2〜3年のうちに黒字化も目指せると手応えを感じていましたが、人件費の支払いなどを考えると、ある程度の資金調達は必要な状況でした。
そんなおり、ミカタの秋田さんから前年実績がなくても借入ができる制度(独立行政法人福祉医療機構 - WAM NET、医療福祉団体向け貸付)の情報をいただき、そこで急いで申請をしたところ、大型融資の借入が実現できました。ちなみに、その時期の私は本業で手がいっぱいだったので、書類の作成もほぼすべて秋田さんにお願いしました。もし、他の手段で情報を得ていたとしても、秋田さんがいなかったら、大型融資の実現は、できていなかったと思います。
従業員のみなさまに対するミカタのサポートについてお教えください。
深水 様:
秋田さんからは、従業員に対する福利厚生に関してもアドバイスをいただいています。
ハートフルの従業員は比較的若い方が多いのですが、ほとんどが生命保険に入っていませんでしたが、社員に安心して長く働いてもらうには、いざという時の備えが必要です。そこで秋田さんにご協力いただいて、正社員は生命保険の加入を会社で加入するようにしています。これは福利厚生としておこなっているので、保険料は会社払いとなっています。
また、実際に今回コロナウィルスに感染した職員もいましたが、保険加入していたおかげで、お見舞金として渡すことができ、症状が重く長いお休みされる方でもおかげで給料保障ができました。
将来の展望・メッセージ
明るく楽しい介護・看護の世界を広げたい
そのために3年で施設数の3倍増を目指す
今後の事業について、展望があればお教えください。
深水 様:
今、施設としては「ハートフル松原」の1つですが、将来的には3施設くらいに増強したいと考えています。できれば今年度中に1施設、来年度中にもう1施設と、3年で3施設にできればと思っています。もちろん、場所や人手の確保が必要なので計画通りには進まないかもしれませんが、今はそのつもりで考えています。
これからミカタに対する期待をお教えください。
深水 様:
これまでの私は、経営者としての業務より現場に入って介護や看護の業務をする方が、圧倒的に多かったのです。ですが、これから会社の規模を大きくしていくと、より経営者としての業務にウェイトを置かなければなりません。ですからミカタさんには、今まで以上に私をサポートしていただきたいです。たとえば、施設を増やすとなると、さらなる資金調達を検討しなければなりません。そのあたりの情報提供や、手続きについてもお手伝いを期待しています。そして、困った時の相談相手としてずっと一緒にいていただきたいと思っています。
MIKATAグループ担当コンサルタントより
秋田
私がハートフルさんの担当をさせていただく事になった時、上司から、「絶対、この会社を応援したくなると思うよ」と言われました。そして実際に担当してみて、ハートフルさんがますます大好きになっています。ハートフルさんを訪ねると、従業員の皆さんが明るく活き活きとした笑顔で働いていて、介護や看護の職場にある、ネガティブな印象がすべて吹き飛んでしまいます。深水社長は経営者という立場だけではなく、現場の意見を取り入れて職場環境を良くしたい、職員の福利厚生も充実させたい、と心のゆとりを大切にされているので職員の皆様も本当に、素晴らしいサービスを提供していると感じていて、多くの方がハートフルさんのサービスを受けられるように、成長していっていただきたいです。私も、その一環として、精一杯お手伝いさせていただきます。