【続報】非上場株式の評価方法見直しについて

先月お伝えした国税庁による非上場株式の評価ルール見直しについて、有識者会議(2026年4月20日・5月11日開催)での具体的な議論の内容が明らかになってまいりました。
1964年以来となる歴史的な大改正に向け、早期の課税強化を見据えた動きが加速しています。

今回の有識者会議では、主に以下の論点や方向性が示されました。

有識者会議での主な議論と方向性

  • 実勢価格に見合った評価への適正化: M&Aの譲渡価額や裁判所の決定価額といった「時価」に見合うよう、税務上の企業価値評価方法が検討されています。
  • 評価構造の一律化(ドイツ方式の参考): 現行ルールの会社規模等に応じた評価区分の調整をなくし、「収益還元方式(直近3年間の調整後税前利益×13.75倍)」と、それを下回る場合の「純資産価額」を下限とする、一律の基準で算出する方向が議論されています。
  • 不自然な株価操作の防止: 売上高などの微差で生じる評価変動の解消や、評価引き下げを目的とした不自然な操作の防止が挙げられています。
  • 配当還元率の見直し: 現行の「配当還元率10%」を現代の金利水準に見直し、評価の歪みを解消する方向です。

今後は、2026年秋頃に有識者会議のとりまとめが行われ、同年12月の「税制改正大綱」への盛り込み、精度が高まれば2028年1月からの新ルール適用開始という非常にタイトなスケジュールが想定されています。

ミカタ税理士法人の専門チームでは、この最新動向と「今オーナー経営者が取るべき対策」をまとめた解説資料を更新いたしました。ぜひご活用ください。

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【重要】経営者の皆様へ:求められる緊急度別の対応
今回の改正では、事業承継への配慮が「株価の評価額調整」から「事業承継税制等の特例措置」へシフトしていくと予想されます。そのため、大株主が高齢な企業や、少数株主からの集約・贈与(精算課税制度の活用)を検討している企業においては「今期からの対策」が推奨される高緊急度の日々案件となります。従来の株価対策スキームの効果が不透明になる前に、早めの検証が必要です。

現行ルール下で動くべきか、個別のご相談を承ります

新ルールの適用(2028年1月想定)までに株価対策を実行できるチャンスは限られています。自社の状況において「今動くべきか、様子を見るべきか」の判断も含め、ミカタ税理士法人がオーナー経営者の“ミカタ”となり、効果的な事業承継対策をご提案いたします。どうぞお早めにご相談ください。

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